Takashi Tsuda // 湿度計 CD
ここに収められた5曲は、2007年夏 STARNET RECODE にて、音のインスタレーション『湿度計』として発表したものを再構成し、さらに益子でフィールドレコーディングした音の風景をコラージュしたものです。したがって、CD『湿度計』は、インスタレーションの音源をそのまま収録した記録音源というわけではありません。
私にとって、サウンドインスタレーションとCDでは作業のベクトルがまるで違うものです。
サウンドインスタレーションは多層的な時間を多層的なまま描くことができるものであり、一方CDはひとつの流れとして時間の多層性を表現するものである、と考えているからです。
2007年5月に打ち合わせとフィールドレコーディングのため益子に数日滞在し、インスタレーションの音源製作に入る段階で、展覧会時に販売する新作CDもあるといいのでは、というお話もいただいていたのですが、その時は上記を理由に一旦お断りする形になってしまいました。
インスタレーションの展示が7月一杯で終了し、8月9月は進行保留にしていたのですが、10月に入り自発的にCD音源としてまとめる作業に取り掛かりました。11月に一度益子を訪れてイメージを再確認し、デモ版として一応の完成を見たのは12月に入ってからです。
CDでは、早朝、午前、白昼、夕方、夜、という5つの場面に沿って、「朝の水」「畦道にて」「湿度計」「蒼」「夜の水」という5曲で構成しました。
作業は各場面ごとの時間帯にあわせて毎日少しづつ行ないました。当然のことながら、早朝と深夜では音の聴こえが異なり、また音の聴こえがもたらす心象も異なるからです。
音とは、空気振動と意識が相互に浸透する現象であり、音の作業は、相互浸透の様態を観察し定着させる試みである、という考えから、そうした作業工程が必要でもあり、またこれは「響き/聴こえ」に関して様々な発見をしていく楽しい体験でもありました。
1、朝の水
早朝の STARNET 近くの林の中、湧き水が滴る谷の小道にて夏鳥たちのさえずりを収録。
腐葉土を透過して集まってきた水滴が谷を潤し、鳥たちの水飲み場になります。
インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、リバース変調等の加工を施し、上記サウンドスケープとコラージュしました。
2、畦道にて
木工作家・高山秀樹さんに案内していただき、高山さんのアトリエ付近でフィールドレコーディングしました。真新しい水が張られたばかりの瑞々しい水田が、陽の光でゆっくりと暖まり、蛙が鳴き始めます。
はじめに音風景を構成し、インスタレーションに使用した音源をもとにギター用マルチエフェクターで演奏しドローンにしたものを重ねました。
3、湿度計
ピアノや水琴窟、鳥や虫の声などに聴こえる音は、全て水滴の音を電子変調したものです。
インスタレーションでは、完成したばかりの STARNET RECODE の梁に設置された14台のスピーカーから音がランダムに鳴る仕掛けでした。RECODE の外では虫や鳥が鳴いていて、音の風景は高館山へと続いていきます。
このインスタレーションで使用した7種類の音源をそのまま使って構成・ミックスしました。ただ、遠近法的な音の配置に疑問を持ったので、音の定位に関してかなり実験をしました。デジタル・サウンド・プロセスのソフトウェアであるmax/MSPを用いて、ゆるいモジュレーションとランダムなパンをかけ、片方のチャンネルのみをギター用マルチエフェクターのリバーブとディレイに送り、音量や定位、エフェクトのかかり具合がランダムに移り変わるようなシステムを作りました。このシステムをリアルタイムで操作したものをハードディスクに戻し録音しました。つまり、ミックス時には、私はラップトップ上のシステムのパラメータとエフェクターのフットペダルを即興的に演奏していたことになります。
4、蒼
夕闇迫る STARNET ZONE の中央にステレオマイクを立て、その周囲を裸足になって歩き回りながら、水の入ったガラス瓶や巻貝の貝殻で即興演奏しました。その音源を倍音律に電子変調し、ミキシングの段階で重ねました。音律の特徴が前面に出ていて、アルバム中では異色の、ちょっと不思議な雰囲気の曲と思います。
陽が陰り、蒼い静寂の気配が辺りを満たします。
5、夜の水
陽が落ちると、STARNET には田畑から蛙の合唱が聴こえてきます。
夜は深く、時間が満ち、音はねっとりと甘く沈澱していきます。
「朝の水」同様、インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、上記サウンドスケープとコラージュしました。
「朝の水」「湿度計」「夜の水」という3曲が、強いて言えば、インスタレーションでの音像に近いものとなっています。
12月中旬に再度STARNETを訪れ、馬場さんにデモを聴いていただき、その場でリリースが決まったのですが、その後ディレクター磯部さんとのやりとりを重ねながらミックスバランスや全体の尺等の調整をしました。この段階で、上記の複雑な(もしくは単純すぎる)作業工程のため調整ができない箇所も生じていましたが、結果的には、当初のイメージやコンセプトがかえって前面に出た音源になったと思います。この最終調整の作業は12月後半から年明けにかけて行ないました。
マスタリングは皿disc庄司広光さんの手によるものです。ディレクター磯部さんと私の立ち会いのもと、都内某所の皿discスタジオにて、1月中旬の丸一日かけて行なわれました。庄司さんの仕事にいつもながら脱帽する次第です。心より感謝を述べたいと思います。
最後になってしまいましたが、CD発売にあたって、かつて衛生放送局『ST.GIGA』のプロデューサーとして、近年はSOUNDBUMのプロジェクトで活躍されているフィールドレコーディングの先駆者、サウンドアーティストの川崎義博さんより、身に余るコメントをいただきました。心より御礼申し上げます。
(Takashi Tsuda)
ここに収められた5曲は、2007年夏 STARNET RECODE にて、音のインスタレーション『湿度計』として発表したものを再構成し、さらに益子でフィールドレコーディングした音の風景をコラージュしたものです。したがって、CD『湿度計』は、インスタレーションの音源をそのまま収録した記録音源というわけではありません。
私にとって、サウンドインスタレーションとCDでは作業のベクトルがまるで違うものです。
サウンドインスタレーションは多層的な時間を多層的なまま描くことができるものであり、一方CDはひとつの流れとして時間の多層性を表現するものである、と考えているからです。
2007年5月に打ち合わせとフィールドレコーディングのため益子に数日滞在し、インスタレーションの音源製作に入る段階で、展覧会時に販売する新作CDもあるといいのでは、というお話もいただいていたのですが、その時は上記を理由に一旦お断りする形になってしまいました。
インスタレーションの展示が7月一杯で終了し、8月9月は進行保留にしていたのですが、10月に入り自発的にCD音源としてまとめる作業に取り掛かりました。11月に一度益子を訪れてイメージを再確認し、デモ版として一応の完成を見たのは12月に入ってからです。
CDでは、早朝、午前、白昼、夕方、夜、という5つの場面に沿って、「朝の水」「畦道にて」「湿度計」「蒼」「夜の水」という5曲で構成しました。
作業は各場面ごとの時間帯にあわせて毎日少しづつ行ないました。当然のことながら、早朝と深夜では音の聴こえが異なり、また音の聴こえがもたらす心象も異なるからです。
音とは、空気振動と意識が相互に浸透する現象であり、音の作業は、相互浸透の様態を観察し定着させる試みである、という考えから、そうした作業工程が必要でもあり、またこれは「響き/聴こえ」に関して様々な発見をしていく楽しい体験でもありました。
1、朝の水
早朝の STARNET 近くの林の中、湧き水が滴る谷の小道にて夏鳥たちのさえずりを収録。
腐葉土を透過して集まってきた水滴が谷を潤し、鳥たちの水飲み場になります。
インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、リバース変調等の加工を施し、上記サウンドスケープとコラージュしました。
2、畦道にて
木工作家・高山秀樹さんに案内していただき、高山さんのアトリエ付近でフィールドレコーディングしました。真新しい水が張られたばかりの瑞々しい水田が、陽の光でゆっくりと暖まり、蛙が鳴き始めます。
はじめに音風景を構成し、インスタレーションに使用した音源をもとにギター用マルチエフェクターで演奏しドローンにしたものを重ねました。
3、湿度計
ピアノや水琴窟、鳥や虫の声などに聴こえる音は、全て水滴の音を電子変調したものです。
インスタレーションでは、完成したばかりの STARNET RECODE の梁に設置された14台のスピーカーから音がランダムに鳴る仕掛けでした。RECODE の外では虫や鳥が鳴いていて、音の風景は高館山へと続いていきます。
このインスタレーションで使用した7種類の音源をそのまま使って構成・ミックスしました。ただ、遠近法的な音の配置に疑問を持ったので、音の定位に関してかなり実験をしました。デジタル・サウンド・プロセスのソフトウェアであるmax/MSPを用いて、ゆるいモジュレーションとランダムなパンをかけ、片方のチャンネルのみをギター用マルチエフェクターのリバーブとディレイに送り、音量や定位、エフェクトのかかり具合がランダムに移り変わるようなシステムを作りました。このシステムをリアルタイムで操作したものをハードディスクに戻し録音しました。つまり、ミックス時には、私はラップトップ上のシステムのパラメータとエフェクターのフットペダルを即興的に演奏していたことになります。
4、蒼
夕闇迫る STARNET ZONE の中央にステレオマイクを立て、その周囲を裸足になって歩き回りながら、水の入ったガラス瓶や巻貝の貝殻で即興演奏しました。その音源を倍音律に電子変調し、ミキシングの段階で重ねました。音律の特徴が前面に出ていて、アルバム中では異色の、ちょっと不思議な雰囲気の曲と思います。
陽が陰り、蒼い静寂の気配が辺りを満たします。
5、夜の水
陽が落ちると、STARNET には田畑から蛙の合唱が聴こえてきます。
夜は深く、時間が満ち、音はねっとりと甘く沈澱していきます。
「朝の水」同様、インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、上記サウンドスケープとコラージュしました。
「朝の水」「湿度計」「夜の水」という3曲が、強いて言えば、インスタレーションでの音像に近いものとなっています。
12月中旬に再度STARNETを訪れ、馬場さんにデモを聴いていただき、その場でリリースが決まったのですが、その後ディレクター磯部さんとのやりとりを重ねながらミックスバランスや全体の尺等の調整をしました。この段階で、上記の複雑な(もしくは単純すぎる)作業工程のため調整ができない箇所も生じていましたが、結果的には、当初のイメージやコンセプトがかえって前面に出た音源になったと思います。この最終調整の作業は12月後半から年明けにかけて行ないました。
マスタリングは皿disc庄司広光さんの手によるものです。ディレクター磯部さんと私の立ち会いのもと、都内某所の皿discスタジオにて、1月中旬の丸一日かけて行なわれました。庄司さんの仕事にいつもながら脱帽する次第です。心より感謝を述べたいと思います。
最後になってしまいましたが、CD発売にあたって、かつて衛生放送局『ST.GIGA』のプロデューサーとして、近年はSOUNDBUMのプロジェクトで活躍されているフィールドレコーディングの先駆者、サウンドアーティストの川崎義博さんより、身に余るコメントをいただきました。心より御礼申し上げます。
(Takashi Tsuda)
Takashi Tsuda // 湿度計 CD
¥2,420
- Item no:
- Availability:
長らく廃盤となっていた作品が2014年にリイシュー。
3rd reissue of his first album 'Shitsudokei'.
CD『湿度計』制作メモここに収められた5曲は、2007年夏 STARNET RECODE にて、音のインスタレーション『湿度計』として発表したものを再構成し、さらに益子でフィールドレコーディングした音の風景をコラージュしたものです。したがって、CD『湿度計』は、インスタレーションの音源をそのまま収録した記録音源というわけではありません。
私にとって、サウンドインスタレーションとCDでは作業のベクトルがまるで違うものです。
サウンドインスタレーションは多層的な時間を多層的なまま描くことができるものであり、一方CDはひとつの流れとして時間の多層性を表現するものである、と考えているからです。
2007年5月に打ち合わせとフィールドレコーディングのため益子に数日滞在し、インスタレーションの音源製作に入る段階で、展覧会時に販売する新作CDもあるといいのでは、というお話もいただいていたのですが、その時は上記を理由に一旦お断りする形になってしまいました。
インスタレーションの展示が7月一杯で終了し、8月9月は進行保留にしていたのですが、10月に入り自発的にCD音源としてまとめる作業に取り掛かりました。11月に一度益子を訪れてイメージを再確認し、デモ版として一応の完成を見たのは12月に入ってからです。
CDでは、早朝、午前、白昼、夕方、夜、という5つの場面に沿って、「朝の水」「畦道にて」「湿度計」「蒼」「夜の水」という5曲で構成しました。
作業は各場面ごとの時間帯にあわせて毎日少しづつ行ないました。当然のことながら、早朝と深夜では音の聴こえが異なり、また音の聴こえがもたらす心象も異なるからです。
音とは、空気振動と意識が相互に浸透する現象であり、音の作業は、相互浸透の様態を観察し定着させる試みである、という考えから、そうした作業工程が必要でもあり、またこれは「響き/聴こえ」に関して様々な発見をしていく楽しい体験でもありました。
1、朝の水
早朝の STARNET 近くの林の中、湧き水が滴る谷の小道にて夏鳥たちのさえずりを収録。
腐葉土を透過して集まってきた水滴が谷を潤し、鳥たちの水飲み場になります。
インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、リバース変調等の加工を施し、上記サウンドスケープとコラージュしました。
2、畦道にて
木工作家・高山秀樹さんに案内していただき、高山さんのアトリエ付近でフィールドレコーディングしました。真新しい水が張られたばかりの瑞々しい水田が、陽の光でゆっくりと暖まり、蛙が鳴き始めます。
はじめに音風景を構成し、インスタレーションに使用した音源をもとにギター用マルチエフェクターで演奏しドローンにしたものを重ねました。
3、湿度計
ピアノや水琴窟、鳥や虫の声などに聴こえる音は、全て水滴の音を電子変調したものです。
インスタレーションでは、完成したばかりの STARNET RECODE の梁に設置された14台のスピーカーから音がランダムに鳴る仕掛けでした。RECODE の外では虫や鳥が鳴いていて、音の風景は高館山へと続いていきます。
このインスタレーションで使用した7種類の音源をそのまま使って構成・ミックスしました。ただ、遠近法的な音の配置に疑問を持ったので、音の定位に関してかなり実験をしました。デジタル・サウンド・プロセスのソフトウェアであるmax/MSPを用いて、ゆるいモジュレーションとランダムなパンをかけ、片方のチャンネルのみをギター用マルチエフェクターのリバーブとディレイに送り、音量や定位、エフェクトのかかり具合がランダムに移り変わるようなシステムを作りました。このシステムをリアルタイムで操作したものをハードディスクに戻し録音しました。つまり、ミックス時には、私はラップトップ上のシステムのパラメータとエフェクターのフットペダルを即興的に演奏していたことになります。
4、蒼
夕闇迫る STARNET ZONE の中央にステレオマイクを立て、その周囲を裸足になって歩き回りながら、水の入ったガラス瓶や巻貝の貝殻で即興演奏しました。その音源を倍音律に電子変調し、ミキシングの段階で重ねました。音律の特徴が前面に出ていて、アルバム中では異色の、ちょっと不思議な雰囲気の曲と思います。
陽が陰り、蒼い静寂の気配が辺りを満たします。
5、夜の水
陽が落ちると、STARNET には田畑から蛙の合唱が聴こえてきます。
夜は深く、時間が満ち、音はねっとりと甘く沈澱していきます。
「朝の水」同様、インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、上記サウンドスケープとコラージュしました。
「朝の水」「湿度計」「夜の水」という3曲が、強いて言えば、インスタレーションでの音像に近いものとなっています。
12月中旬に再度STARNETを訪れ、馬場さんにデモを聴いていただき、その場でリリースが決まったのですが、その後ディレクター磯部さんとのやりとりを重ねながらミックスバランスや全体の尺等の調整をしました。この段階で、上記の複雑な(もしくは単純すぎる)作業工程のため調整ができない箇所も生じていましたが、結果的には、当初のイメージやコンセプトがかえって前面に出た音源になったと思います。この最終調整の作業は12月後半から年明けにかけて行ないました。
マスタリングは皿disc庄司広光さんの手によるものです。ディレクター磯部さんと私の立ち会いのもと、都内某所の皿discスタジオにて、1月中旬の丸一日かけて行なわれました。庄司さんの仕事にいつもながら脱帽する次第です。心より感謝を述べたいと思います。
最後になってしまいましたが、CD発売にあたって、かつて衛生放送局『ST.GIGA』のプロデューサーとして、近年はSOUNDBUMのプロジェクトで活躍されているフィールドレコーディングの先駆者、サウンドアーティストの川崎義博さんより、身に余るコメントをいただきました。心より御礼申し上げます。
(Takashi Tsuda)
長らく廃盤となっていた作品が2014年にリイシュー。
3rd reissue of his first album 'Shitsudokei'.
Tsuda Takashi · 湿度計 trailer CD『湿度計』制作メモここに収められた5曲は、2007年夏 STARNET RECODE にて、音のインスタレーション『湿度計』として発表したものを再構成し、さらに益子でフィールドレコーディングした音の風景をコラージュしたものです。したがって、CD『湿度計』は、インスタレーションの音源をそのまま収録した記録音源というわけではありません。
私にとって、サウンドインスタレーションとCDでは作業のベクトルがまるで違うものです。
サウンドインスタレーションは多層的な時間を多層的なまま描くことができるものであり、一方CDはひとつの流れとして時間の多層性を表現するものである、と考えているからです。
2007年5月に打ち合わせとフィールドレコーディングのため益子に数日滞在し、インスタレーションの音源製作に入る段階で、展覧会時に販売する新作CDもあるといいのでは、というお話もいただいていたのですが、その時は上記を理由に一旦お断りする形になってしまいました。
インスタレーションの展示が7月一杯で終了し、8月9月は進行保留にしていたのですが、10月に入り自発的にCD音源としてまとめる作業に取り掛かりました。11月に一度益子を訪れてイメージを再確認し、デモ版として一応の完成を見たのは12月に入ってからです。
CDでは、早朝、午前、白昼、夕方、夜、という5つの場面に沿って、「朝の水」「畦道にて」「湿度計」「蒼」「夜の水」という5曲で構成しました。
作業は各場面ごとの時間帯にあわせて毎日少しづつ行ないました。当然のことながら、早朝と深夜では音の聴こえが異なり、また音の聴こえがもたらす心象も異なるからです。
音とは、空気振動と意識が相互に浸透する現象であり、音の作業は、相互浸透の様態を観察し定着させる試みである、という考えから、そうした作業工程が必要でもあり、またこれは「響き/聴こえ」に関して様々な発見をしていく楽しい体験でもありました。
1、朝の水
早朝の STARNET 近くの林の中、湧き水が滴る谷の小道にて夏鳥たちのさえずりを収録。
腐葉土を透過して集まってきた水滴が谷を潤し、鳥たちの水飲み場になります。
インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、リバース変調等の加工を施し、上記サウンドスケープとコラージュしました。
2、畦道にて
木工作家・高山秀樹さんに案内していただき、高山さんのアトリエ付近でフィールドレコーディングしました。真新しい水が張られたばかりの瑞々しい水田が、陽の光でゆっくりと暖まり、蛙が鳴き始めます。
はじめに音風景を構成し、インスタレーションに使用した音源をもとにギター用マルチエフェクターで演奏しドローンにしたものを重ねました。
3、湿度計
ピアノや水琴窟、鳥や虫の声などに聴こえる音は、全て水滴の音を電子変調したものです。
インスタレーションでは、完成したばかりの STARNET RECODE の梁に設置された14台のスピーカーから音がランダムに鳴る仕掛けでした。RECODE の外では虫や鳥が鳴いていて、音の風景は高館山へと続いていきます。
このインスタレーションで使用した7種類の音源をそのまま使って構成・ミックスしました。ただ、遠近法的な音の配置に疑問を持ったので、音の定位に関してかなり実験をしました。デジタル・サウンド・プロセスのソフトウェアであるmax/MSPを用いて、ゆるいモジュレーションとランダムなパンをかけ、片方のチャンネルのみをギター用マルチエフェクターのリバーブとディレイに送り、音量や定位、エフェクトのかかり具合がランダムに移り変わるようなシステムを作りました。このシステムをリアルタイムで操作したものをハードディスクに戻し録音しました。つまり、ミックス時には、私はラップトップ上のシステムのパラメータとエフェクターのフットペダルを即興的に演奏していたことになります。
4、蒼
夕闇迫る STARNET ZONE の中央にステレオマイクを立て、その周囲を裸足になって歩き回りながら、水の入ったガラス瓶や巻貝の貝殻で即興演奏しました。その音源を倍音律に電子変調し、ミキシングの段階で重ねました。音律の特徴が前面に出ていて、アルバム中では異色の、ちょっと不思議な雰囲気の曲と思います。
陽が陰り、蒼い静寂の気配が辺りを満たします。
5、夜の水
陽が落ちると、STARNET には田畑から蛙の合唱が聴こえてきます。
夜は深く、時間が満ち、音はねっとりと甘く沈澱していきます。
「朝の水」同様、インスタレーションで使用した音源を基に再生速度変調、上記サウンドスケープとコラージュしました。
「朝の水」「湿度計」「夜の水」という3曲が、強いて言えば、インスタレーションでの音像に近いものとなっています。
12月中旬に再度STARNETを訪れ、馬場さんにデモを聴いていただき、その場でリリースが決まったのですが、その後ディレクター磯部さんとのやりとりを重ねながらミックスバランスや全体の尺等の調整をしました。この段階で、上記の複雑な(もしくは単純すぎる)作業工程のため調整ができない箇所も生じていましたが、結果的には、当初のイメージやコンセプトがかえって前面に出た音源になったと思います。この最終調整の作業は12月後半から年明けにかけて行ないました。
マスタリングは皿disc庄司広光さんの手によるものです。ディレクター磯部さんと私の立ち会いのもと、都内某所の皿discスタジオにて、1月中旬の丸一日かけて行なわれました。庄司さんの仕事にいつもながら脱帽する次第です。心より感謝を述べたいと思います。
最後になってしまいましたが、CD発売にあたって、かつて衛生放送局『ST.GIGA』のプロデューサーとして、近年はSOUNDBUMのプロジェクトで活躍されているフィールドレコーディングの先駆者、サウンドアーティストの川崎義博さんより、身に余るコメントをいただきました。心より御礼申し上げます。
(Takashi Tsuda)
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{"id":8641681260794,"title":"Francesca Heart \/\/ Bird Bath TAPE","handle":"francesca-heart-bird-bath-tape","description":"\u003cp\u003eイタリアのポストニューエイジ・アンビエント作家Francesca Heartが、2024年8月にアメリカ・LAのオールジャンルレーベルLeaving Recordsからリリースしたカセットです。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eポストニューエイジ・アンビエント7曲を収録。B面はリピートです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e※デジタル音源を無料でお送りいたしますのでお気軽にご連絡くださいませ\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e以下、レーベルによる解説です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003e\"セカンドアルバム『Eurybia』から2年後、Francesca Heart は、彼女の個人的な音楽的伝承の進歩を詳述した7曲入りの新作アルバムを携えてLeaving Recordsに戻ってきた。『Bird Bath』は、このミュージシャンの子供のような宇宙的アプローチを発展させ、得体の知れない愛や可能性、内なる保護や欲望といった感情やシンボルがアルバムの柱となる新しい物語を作り上げた。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003e地中海神話と聖なるイコンの進化に対するアーティストの関心の反復である『Bird Bath』は、フィレンツェのサンマルコ修道院で見られる、ルネサンス初期のイタリア人画家ベアト・アンジェリコが描いた天使の姿から始まる。その時代、絵画における完全な遠近法はまだ達成されていなかったため、イメージに抽象的な感覚を与え、想像力豊かな瞑想の余地を残し、修道士たちが長時間瞑想する助けとなった。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003eアルバムが展開するにつれ、リスナーは囁くような洞窟、苔むした建築物、劇場のような噴水といったパズルの中を戯れながら進んでいく。そのため、自然に対する献身的な関係が求められる。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003e『Bird Bath』は、繊細な弱さを受け入れるための、遊び心に満ちた冒険的で気まぐれな旅である。Francescaの想像力豊かな音楽性によって、神聖なものが日常的なもの、デジタルなもの、さらにはキッチュなものと融合し、彼女の作曲に命が吹き込まれるような癒しの場が生まれる。『Rose Petal Place』では、ファンタジーの物語とビデオゲームのサウンドが出会い、サンバのような反復リズムが春の秘密のパーティーを思い起こさせる。『Angelsummit.net』は、サンプリングによって豊かになった優しいサウンドのタペストリーで、リスナーを道中で輝く宝石を集めるように誘う。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003eEurybiaの精神を引き継ぐ『Bird Bath』は、ファンタジーを音楽と瞑想の振り付けに用いており、Francescaの直感的で印象主義的な作曲アプローチ、MIDIアルペジオの岩礁、サンプルの星座、泡のようなアンビエンスが、アーティストの迷宮のような魅惑的な世界のバーチャル、スピリチュアル、そして地上のチャンネルを構築し、繋ぐ楽器となる。\"\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe title=\"YouTube video player\" src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/0eVl38eEp4g?si=Fyf44pCBsfhBVD7B\" height=\"315\" width=\"560\" allowfullscreen=\"\" referrerpolicy=\"strict-origin-when-cross-origin\" allow=\"accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share\" frameborder=\"0\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003eレーベルその他作品は\u003c\/span\u003e\u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/leaving\" data-mce-href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/leaving\"\u003eこちら\u003c\/a\u003e\u003cspan\u003e \/\/\/ Click \u003c\/span\u003e\u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/leaving\" data-mce-href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/leaving\"\u003ehere\u003c\/a\u003e\u003cspan\u003e to see more Leaving Records\/Stones Throw releases available at Tobira. \u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e---------------------------\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eAsk us for digital files. 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Bird Bath expands on the musician’s childlike cosmic approach, crafting new tales where feelings and symbols of unearthly love and possibility, inner protection and desire become the album’s pillars.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eAn iteration of the artist’s interest in mediterranean mythology and the evolution of sacred icons, Bird Bath begins with the figure of the angel as depicted by early renaissance Italian painter Beato Angelico, visible at Monastero of San Marco in Florence. In that period, the not-yet-achieved perfect perspective in painting would give an abstract feeling to the image, leaving room for imaginative contemplation and therefore aiding the monks in meditating for long periods of time.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eAs the album unfolds, the listener is playfully transported through a puzzle of whispering grottos, mossy architectures and theatrical fountains that follow the idea of the Genius Loci, the generative essence of places, and the guardians that may inhabit them. It therefore calls for a devotional relationship to nature.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eBird Bath is a playful, adventurous, and whimsical journey towards embracing a delicate vulnerability. Through Francesca’s\u003cspan class=\"bcTruncateMore\"\u003e imaginative musicality, the sacred unites with the mundane, the digital and even the kitsch to generate a healing field where her compositions can come to life. In Rose Petal Place fantasy-tales meet video game sounds with a repetitive, samba-like rhythm that could recall a secret spring party. Caryatids evokes marine ambiences and insular melodies and was inspired by the island of Ponza. Angelsummit.net is a tender sound tapestry enriched by sampling which invites the listener to collect shiny floating gems along the way.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eContinuing in the spirit of Eurybia, Bird Bath uses fantasy as a musico-devotional choreography where Francesca’s intuitive and impressionistic approach to composition, reefs of midi arpeggios, constellations of samples and foamy ambiences become instruments to build and connect the virtual, spiritual and earthly channels of the artist’s labyrinthine and spellbinding world.\u003c\/span\u003e \"\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eArtist : Francesca Heart\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eLabel : Leaving Records\u003c\/p\u003e","published_at":"2024-10-14T11:50:40+09:00","created_at":"2024-10-14T10:32:14+09:00","vendor":"Tobira Records","type":"","tags":["ambient","leaving records","new","post newage","tape"],"price":209000,"price_min":209000,"price_max":209000,"available":true,"price_varies":false,"compare_at_price":null,"compare_at_price_min":0,"compare_at_price_max":0,"compare_at_price_varies":false,"variants":[{"id":46747073511674,"title":"Default Title","option1":"Default Title","option2":null,"option3":null,"sku":"","requires_shipping":true,"taxable":true,"featured_image":null,"available":true,"name":"Francesca Heart \/\/ Bird Bath TAPE","public_title":null,"options":["Default Title"],"price":209000,"weight":60,"compare_at_price":null,"inventory_management":"shopify","barcode":"","requires_selling_plan":false,"selling_plan_allocations":[]}],"images":["\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird1_d6833dd7-ba6d-4f3d-836c-8cce8e398c60.jpg?v=1728869398","\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird2_112ff59b-8440-4293-b369-f1fdb107a118.jpg?v=1728869398"],"featured_image":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird1_d6833dd7-ba6d-4f3d-836c-8cce8e398c60.jpg?v=1728869398","options":["Title"],"media":[{"alt":null,"id":35045844123898,"position":1,"preview_image":{"aspect_ratio":1.0,"height":700,"width":700,"src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird1_d6833dd7-ba6d-4f3d-836c-8cce8e398c60.jpg?v=1728869398"},"aspect_ratio":1.0,"height":700,"media_type":"image","src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird1_d6833dd7-ba6d-4f3d-836c-8cce8e398c60.jpg?v=1728869398","width":700},{"alt":null,"id":35045844156666,"position":2,"preview_image":{"aspect_ratio":1.0,"height":1200,"width":1200,"src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird2_112ff59b-8440-4293-b369-f1fdb107a118.jpg?v=1728869398"},"aspect_ratio":1.0,"height":1200,"media_type":"image","src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/bird2_112ff59b-8440-4293-b369-f1fdb107a118.jpg?v=1728869398","width":1200}],"requires_selling_plan":false,"selling_plan_groups":[],"content":"\u003cp\u003eイタリアのポストニューエイジ・アンビエント作家Francesca Heartが、2024年8月にアメリカ・LAのオールジャンルレーベルLeaving Recordsからリリースしたカセットです。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eポストニューエイジ・アンビエント7曲を収録。B面はリピートです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e※デジタル音源を無料でお送りいたしますのでお気軽にご連絡くださいませ\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e以下、レーベルによる解説です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003e\"セカンドアルバム『Eurybia』から2年後、Francesca Heart は、彼女の個人的な音楽的伝承の進歩を詳述した7曲入りの新作アルバムを携えてLeaving Recordsに戻ってきた。『Bird Bath』は、このミュージシャンの子供のような宇宙的アプローチを発展させ、得体の知れない愛や可能性、内なる保護や欲望といった感情やシンボルがアルバムの柱となる新しい物語を作り上げた。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003e地中海神話と聖なるイコンの進化に対するアーティストの関心の反復である『Bird Bath』は、フィレンツェのサンマルコ修道院で見られる、ルネサンス初期のイタリア人画家ベアト・アンジェリコが描いた天使の姿から始まる。その時代、絵画における完全な遠近法はまだ達成されていなかったため、イメージに抽象的な感覚を与え、想像力豊かな瞑想の余地を残し、修道士たちが長時間瞑想する助けとなった。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003eアルバムが展開するにつれ、リスナーは囁くような洞窟、苔むした建築物、劇場のような噴水といったパズルの中を戯れながら進んでいく。そのため、自然に対する献身的な関係が求められる。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003e『Bird Bath』は、繊細な弱さを受け入れるための、遊び心に満ちた冒険的で気まぐれな旅である。Francescaの想像力豊かな音楽性によって、神聖なものが日常的なもの、デジタルなもの、さらにはキッチュなものと融合し、彼女の作曲に命が吹き込まれるような癒しの場が生まれる。『Rose Petal Place』では、ファンタジーの物語とビデオゲームのサウンドが出会い、サンバのような反復リズムが春の秘密のパーティーを思い起こさせる。『Angelsummit.net』は、サンプリングによって豊かになった優しいサウンドのタペストリーで、リスナーを道中で輝く宝石を集めるように誘う。\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cem\u003eEurybiaの精神を引き継ぐ『Bird Bath』は、ファンタジーを音楽と瞑想の振り付けに用いており、Francescaの直感的で印象主義的な作曲アプローチ、MIDIアルペジオの岩礁、サンプルの星座、泡のようなアンビエンスが、アーティストの迷宮のような魅惑的な世界のバーチャル、スピリチュアル、そして地上のチャンネルを構築し、繋ぐ楽器となる。\"\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe title=\"YouTube video player\" src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/0eVl38eEp4g?si=Fyf44pCBsfhBVD7B\" height=\"315\" width=\"560\" allowfullscreen=\"\" referrerpolicy=\"strict-origin-when-cross-origin\" allow=\"accelerometer; 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Cassette in norelco case. Edition of 200. \u003cbr\u003eAlbum plays in full on both sides of cassette. \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong\u003eTracklist\u003c\/strong\u003e:\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp class=\"MsoNormal\"\u003e1. Angelsummit.net 05:07\u003cbr\u003e2. Rose Petal Place 07:12\u003cbr\u003e3. Caryatids 04:52\u003cbr\u003e4. Interlude (Olympic Divers Theme) 00:46\u003cbr\u003e5. Pond Dance Carillon 02:39\u003cbr\u003e6. Flux Faux - feat Polonius 02:32\u003cbr\u003e7. Circular Motion of the Nine Muses 04:13\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003eLeaaving Records:\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\"\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cem\u003eAfter two years since second effort Eurybia, Francesca Heart returns to Leaving Records with a new seven-tracks album detailing the progress in her personal musical lore. Bird Bath expands on the musician’s childlike cosmic approach, crafting new tales where feelings and symbols of unearthly love and possibility, inner protection and desire become the album’s pillars.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eAn iteration of the artist’s interest in mediterranean mythology and the evolution of sacred icons, Bird Bath begins with the figure of the angel as depicted by early renaissance Italian painter Beato Angelico, visible at Monastero of San Marco in Florence. In that period, the not-yet-achieved perfect perspective in painting would give an abstract feeling to the image, leaving room for imaginative contemplation and therefore aiding the monks in meditating for long periods of time.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eAs the album unfolds, the listener is playfully transported through a puzzle of whispering grottos, mossy architectures and theatrical fountains that follow the idea of the Genius Loci, the generative essence of places, and the guardians that may inhabit them. It therefore calls for a devotional relationship to nature.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eBird Bath is a playful, adventurous, and whimsical journey towards embracing a delicate vulnerability. Through Francesca’s\u003cspan class=\"bcTruncateMore\"\u003e imaginative musicality, the sacred unites with the mundane, the digital and even the kitsch to generate a healing field where her compositions can come to life. In Rose Petal Place fantasy-tales meet video game sounds with a repetitive, samba-like rhythm that could recall a secret spring party. Caryatids evokes marine ambiences and insular melodies and was inspired by the island of Ponza. Angelsummit.net is a tender sound tapestry enriched by sampling which invites the listener to collect shiny floating gems along the way.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eContinuing in the spirit of Eurybia, Bird Bath uses fantasy as a musico-devotional choreography where Francesca’s intuitive and impressionistic approach to composition, reefs of midi arpeggios, constellations of samples and foamy ambiences become instruments to build and connect the virtual, spiritual and earthly channels of the artist’s labyrinthine and spellbinding world.\u003c\/span\u003e \"\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eArtist : Francesca Heart\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eLabel : Leaving Records\u003c\/p\u003e"}
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{"id":8640240550138,"title":"Man Rei \/\/ Doer TAPE","handle":"man-rei-doer-tape","description":"\u003cp\u003eエストニアのアンビエント作家Man Reiが、2024年4月にアメリカ・ウェストバージニアのオールジャンルレーベルCrash Symbolsから150本限定でリリースしたカセットです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e輪郭がぼんやりとした実験アンビエント・ポップ10曲を収録。DLコード付属。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/bandcamp.com\/EmbeddedPlayer\/album=3995246579\/size=large\/bgcol=ffffff\/linkcol=0687f5\/tracklist=false\/artwork=none\/track=2150986069\/transparent=true\/\" style=\"border: 0; width: 100%; height: 120px;\" seamless=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe style=\"border: 0; width: 100%; height: 120px;\" src=\"https:\/\/bandcamp.com\/EmbeddedPlayer\/album=3995246579\/size=large\/bgcol=ffffff\/linkcol=0687f5\/tracklist=false\/artwork=none\/transparent=true\/\" seamless=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eレーベルその他作品は\u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\" data-mce-href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003eこちら\u003c\/a\u003e\u003cspan\u003e \u003c\/span\u003e\/\/\/ Click \u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\" data-mce-href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003ehere\u003c\/a\u003e to see more Crash Symbols releases available at Tobira. \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e---------------------------------\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eAsk us for digital files. Cassette in norelco case. Edition of 150. \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong\u003eTracklist\u003c\/strong\u003e:\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp class=\"MsoNormal\"\u003e1. Choir of Solitudes 04:20\u003cbr\u003e2. Bona Fide 04:56\u003cbr\u003e3. Hung 05:39\u003cbr\u003e4. Cicadas 05:21\u003cbr\u003e5. Gate 04:43\u003cbr\u003e6. Recto-verso 04:51\u003cbr\u003e7. Lossless Landmass, Avoidant Thought 03:22\u003cbr\u003e8. White Whistle 00:32\u003cbr\u003e9. Mitte miski pole päris minu oma 03:51\u003cbr\u003e10. Commeo (Bonus Track) 03:09\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003eCrash Symbols:\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\"\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cem\u003eWritten and recorded in 2021, as COVID cases were climbing, Doer is the missing link between Frankfurt-based Man Rei's (aka Kristin Reiman) debut Cusp (2020) and their more recent recordings for Glasgow's Somewhere Press (2023). Still introspective and even cryptic at times, you can hear the transition to new song structures and the unique way in which Reiman has begun integrating their ongoing choral experiments. Doer shows Reiman as a master of irresolution, with a calm tension that fills every corner of their hazy sound world.\"\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eArtist : Man Rei\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eLabel : Crash Symbols\u003c\/p\u003e","published_at":"2024-10-12T12:04:33+09:00","created_at":"2024-10-11T16:32:59+09:00","vendor":"Tobira Records","type":"","tags":["ambient","crash symbols","folk \/ left-field pop","new","tape"],"price":184000,"price_min":184000,"price_max":184000,"available":true,"price_varies":false,"compare_at_price":null,"compare_at_price_min":0,"compare_at_price_max":0,"compare_at_price_varies":false,"variants":[{"id":46739841417466,"title":"Default Title","option1":"Default Title","option2":null,"option3":null,"sku":"","requires_shipping":true,"taxable":true,"featured_image":null,"available":true,"name":"Man Rei \/\/ Doer TAPE","public_title":null,"options":["Default Title"],"price":184000,"weight":60,"compare_at_price":null,"inventory_management":"shopify","barcode":"","requires_selling_plan":false,"selling_plan_allocations":[]}],"images":["\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei1.jpg?v=1728631911","\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei2.jpg?v=1728631911"],"featured_image":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei1.jpg?v=1728631911","options":["Title"],"media":[{"alt":null,"id":35033818923258,"position":1,"preview_image":{"aspect_ratio":1.0,"height":700,"width":700,"src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei1.jpg?v=1728631911"},"aspect_ratio":1.0,"height":700,"media_type":"image","src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei1.jpg?v=1728631911","width":700},{"alt":null,"id":35033818956026,"position":2,"preview_image":{"aspect_ratio":0.783,"height":1200,"width":940,"src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei2.jpg?v=1728631911"},"aspect_ratio":0.783,"height":1200,"media_type":"image","src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/rei2.jpg?v=1728631911","width":940}],"requires_selling_plan":false,"selling_plan_groups":[],"content":"\u003cp\u003eエストニアのアンビエント作家Man Reiが、2024年4月にアメリカ・ウェストバージニアのオールジャンルレーベルCrash Symbolsから150本限定でリリースしたカセットです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e輪郭がぼんやりとした実験アンビエント・ポップ10曲を収録。DLコード付属。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/bandcamp.com\/EmbeddedPlayer\/album=3995246579\/size=large\/bgcol=ffffff\/linkcol=0687f5\/tracklist=false\/artwork=none\/track=2150986069\/transparent=true\/\" style=\"border: 0; width: 100%; height: 120px;\" seamless=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe style=\"border: 0; width: 100%; height: 120px;\" src=\"https:\/\/bandcamp.com\/EmbeddedPlayer\/album=3995246579\/size=large\/bgcol=ffffff\/linkcol=0687f5\/tracklist=false\/artwork=none\/transparent=true\/\" seamless=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eレーベルその他作品は\u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\" data-mce-href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003eこちら\u003c\/a\u003e\u003cspan\u003e \u003c\/span\u003e\/\/\/ Click \u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\" data-mce-href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003ehere\u003c\/a\u003e to see more Crash Symbols releases available at Tobira. \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e---------------------------------\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eAsk us for digital files. 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{"id":8640240189690,"title":"koeosaeme \/\/ Mauve TAPE","handle":"koeosaeme-mauve-tape","description":"\u003cp\u003e東京のアンビエント作家koeosaemeが、2024年9月にアメリカ・ウェストバージニアのオールジャンルレーベルCrash Symbolsから150本限定でリリースしたカセットです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eアンビエント・ダウンテンポ〜アンビエント9曲を収録。DLコード付属。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/bandcamp.com\/EmbeddedPlayer\/album=914402605\/size=large\/bgcol=ffffff\/linkcol=0687f5\/tracklist=false\/artwork=none\/transparent=true\/\" style=\"border: 0; width: 100%; height: 120px;\" seamless=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eレーベルその他作品は\u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003eこちら\u003c\/a\u003e\u003cspan\u003e \u003c\/span\u003e\/\/\/ Click \u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003ehere\u003c\/a\u003e to see more Crash Symbols releases available at Tobira. \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e---------------------------------\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eAsk us for digital files. 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That ranges from live support for Ryuichi Sakamoto and Yukihiro Takahashi, to commercial sound work for studios like Square Enix and Lotte, though his solo output showcases a similar range and versatility. Like his most recent LP for Orange Milk, Mauve operates in a more reflective headspace than his early work, though in this case highlighting an especially cosmic and escapist tendency.\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003eThat mood is appropriate, given the roots for Mauve are buried in the isolation and introspectiveness imposed by COVID lockdowns. Yoshizawa describes the album as \"the soundtrack to a fictional movie, created in segments as I matched new sounds to my imagined story. The sounds reflect the feeling of freedom I felt from the closed-off mood of COVID-19 isolation and my immersion in each fictional scene.\" Mauve is as adventurous as his older works, but infuses his typical experimentation with a deeper sense of whimsy and play.\"\u003c\/em\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eArtist : koeosaeme\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eLabel : Crash Symbols\u003c\/p\u003e","published_at":"2024-10-12T11:52:13+09:00","created_at":"2024-10-11T16:28:43+09:00","vendor":"Tobira Records","type":"","tags":["ambient","crash symbols","house","new","tape"],"price":184000,"price_min":184000,"price_max":184000,"available":true,"price_varies":false,"compare_at_price":null,"compare_at_price_min":0,"compare_at_price_max":0,"compare_at_price_varies":false,"variants":[{"id":46739836403962,"title":"Default Title","option1":"Default Title","option2":null,"option3":null,"sku":"","requires_shipping":true,"taxable":true,"featured_image":null,"available":true,"name":"koeosaeme \/\/ Mauve TAPE","public_title":null,"options":["Default Title"],"price":184000,"weight":60,"compare_at_price":null,"inventory_management":"shopify","barcode":"","requires_selling_plan":false,"selling_plan_allocations":[]}],"images":["\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe1.jpg?v=1728631644","\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe2.jpg?v=1728631644"],"featured_image":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe1.jpg?v=1728631644","options":["Title"],"media":[{"alt":null,"id":35033812697338,"position":1,"preview_image":{"aspect_ratio":1.0,"height":700,"width":700,"src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe1.jpg?v=1728631644"},"aspect_ratio":1.0,"height":700,"media_type":"image","src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe1.jpg?v=1728631644","width":700},{"alt":null,"id":35033812730106,"position":2,"preview_image":{"aspect_ratio":1.333,"height":900,"width":1200,"src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe2.jpg?v=1728631644"},"aspect_ratio":1.333,"height":900,"media_type":"image","src":"\/\/tobirarecords.com\/cdn\/shop\/files\/koe2.jpg?v=1728631644","width":1200}],"requires_selling_plan":false,"selling_plan_groups":[],"content":"\u003cp\u003e東京のアンビエント作家koeosaemeが、2024年9月にアメリカ・ウェストバージニアのオールジャンルレーベルCrash Symbolsから150本限定でリリースしたカセットです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eアンビエント・ダウンテンポ〜アンビエント9曲を収録。DLコード付属。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/bandcamp.com\/EmbeddedPlayer\/album=914402605\/size=large\/bgcol=ffffff\/linkcol=0687f5\/tracklist=false\/artwork=none\/transparent=true\/\" style=\"border: 0; width: 100%; height: 120px;\" seamless=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eレーベルその他作品は\u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003eこちら\u003c\/a\u003e\u003cspan\u003e \u003c\/span\u003e\/\/\/ Click \u003ca href=\"https:\/\/tobirarecords.com\/collections\/crash-symbols\"\u003ehere\u003c\/a\u003e to see more Crash Symbols releases available at Tobira. \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e---------------------------------\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eAsk us for digital files. 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