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DJ Chart by Takamitsu Ohta

09.11.2020 0 YoriTaka
DJ Chart by Takamitsu Ohta
扉さんで買いそびれたもの。短いインスタレーションの記録の音とが詰まった音源集で、演奏のようでもありどんなインスタレーションだったんだろうと少ない情報からイメージしながら聴きました。



扉さんに入荷したタイトル。マエストロの最近の幽玄な音と、これまでの神経が痙攣するような音が同位したタイトル。もうあのピリピリした音は聴けなくなってしまうんだろうか…



扉さんで購入したタイトル。物音を扱った素材の音楽ですが、実験色が適度で聴きやすく耳休めによく聴きます。


4.  Simon Fisher Turner / Edmund De Waal - Quiet Corner In Time
UPLINKの店舗BGMもしているサイモンさん。陶芸作家とコラボレーションしてつくった彼らの展覧会場のための音楽。陶器が発する音で、物音とアンビエントの境を浮遊している音楽でした。これも耳休め盤。


5.  秋山邦晴 - 東京オリンピック選手村 食堂のための環境音楽
タイトルのような場所のために作られた音楽だそうだが、鹿威しのような音や鐘を打つような音が響くBGMで、果たして選手はこれを聴きながら和やかに談笑なんてできたのだろうかと不思議に思う。当時の食堂の記録映像があったら見てみたい。


6.  VA tsui (knd / Reizen / Hiroaki Maki / Takahiro Kawaguchi)
東京のコロナ封鎖が緩和されたタイミングで開催された川口氏主催のイベントの記録。二週間連続別会場で同じ演目を演奏するという野心イベントで、開催後すぐにオンライン販売され、コロナ以後のイベントの形態を示してくれたような出来事でした。演奏もみな従来のスタイルと少し違うもので驚き。


7. Luciano Maggiore & Louie Rice - NO PA ON 2
ロンドンで活動している二人が、PAを使わずに行う念密に構成されたコラボレーション。何かをひたすらに屋根?に投げている音と床板の上をひたすらに歩いている音が聴こえる。動作の音の記録だけれど、確かに演奏として制御されている音。きっとパフォーマンスとして観ながら聴いたら滑稽だろうけど、音だけで聴くと彼らの動きが描けて面白い。  


8.  Martin Erik Andersen - 3 Angels / 3 Hjørner
デンマークのBINからのリリース。何かが弦の上を跳ねているような音が淡々と鳴っている音盤。何か展開があるやもとB面と聴いても同じ。部屋でプライベートに行ったインスタレーションの記録らしい。公開した展示だったのかわからないけど、なんの説明もなく、ただただ想像に委ねるしかない。


9.  Andrew Pekler ‎– Sounds From Phantom Islands
幻の島に捧げられた音楽集。彼が探した消えた島のように、彼自体の日本滞在がコロナでなくなりそうになる中、直前まで開催が危ぶまれた京都公演をご一緒しました。幻の公演にならなくてよかった…もうすぐご一緒した梅沢さんとのスプリットも出るそうです。思い出深い一枚。


10.  Anne-F Jacques, Ryoko Akama ‎– Without
赤間さんのスコア
「without」をそれぞれが演奏した記録。カセットを覆っている何も書かれていない罫線のみがスコアなのかな。何も書いていない楽譜を演奏するのと、楽譜にできない頭の中にしかない音の流れを演奏するのとは違うんだろうか、なんて思ってみたり。


【Takamitsu Ohta】
Takamitsu Ohta is a Kyoto-based artist who focuses on phenomenon, environment and regionality in his site-specific installation works. He has exhibited installations since 2004, created sound-based performances since 2012 and has numerous publications including a monograph, Elemental Studies, which introduces his installation works on Senufo Editions (Italy, 2017). He has played sound performance at CAfe OTO (UK) and Standards (Italy) in 2018. The latest activities is the release of sound works "Three Ways to Output from a Recorder"(CD | Careful Catalog, US, 2019), "three relations among the flock" (cassette | winds measure recordings, US, 2019). 

場所・土地・環境から発生する固有の自然現象に注目したインスタレーションを制作。 近年、訪れた場所で拾い集めた素材で音を鳴らし、体感した環境音を再構成することを 試みている。作品集「Elemental Studies」(senufo sditions, Italy, 2017)を出版。 最近の活動に「Three Ways to Output from a Recorder」(CD | Careful Catalog, US, 2019), 「three relations among the flock」 (cassette | winds measure recordings, US, 2020) ,企画イベントの記録「ほどける耳」(CD | 901 Editions, IT, 2020) のリリースがある。 https://soundcloud.com/takamitsuohta https://vimeo.com/user16175146