Joe Fujinoki // Watering the Steel Flowers TAPE

アメリカ・NYのアンビエント作家Drumloopが、2024年4月に同国実験レーベルPsychic Liberationからリリースしたレコードです。 声とピアノ、デジタルシンセシスによるエモーショナルなアンビエント7曲を収録。 マスタリングはGlyn Maierが担当しています。 ※デジタル音源をご希望の場合はお気軽にご連絡をお願いいたします 以下、レーベルによる解説です。 "凍てつく海から現れた翼を持つオートマタは、エレバス山とその下に広がる棚氷の上を上昇する。天を狙う矢のように、彼女は大気圏に向かって飛び、重力のキスに捕まる。恒星間の崇高さまであと数センチと迫り、解放を求めてうずくまる。神の使者と交渉。彼女は音のない虚空のきらめくアストラル・エントロピーに受け入れられる。星々の果てしない子宮の中で息も絶え絶え。未知の金属の言葉の幻の響き。内部の深淵が露わになり、高揚し、再吸収される。戻ってきた、完全で温かいもの。やわらかく下降する。紫外線を浴び、青い深みに抱かれ、液体の核に戻る。悲しみの海に救いを。「リミッティング・マインドセット」は崇高だ。アルバムというより聖典に近い。南極のリスニングステーションが傍受した神聖な送信。私は、ポーター・リックスが掘り下げた深淵、トーマス・ケナーのソロ作品のツンドラ地帯の冷たさ、ティム・ヘッカーのエモーショナルなフラクタルやオーテクレの最も星間的なタペストリーを思い出す。こうした比較は可能だが、Drumloopは明らかに独自の空間に住んでいる。突き刺すような感情の共鳴が進行全体を貫いている。まるで、底知れぬ私的な内部空間と、万物を取り囲む果てしないアストラル・エントロピーとの会話を聴いているようだ。それぞれの曲は、全体と一体でありながら、それ自体で美しく成り立っている。歌としての変容。感動を覚えずにはいられないだろう。" レーベルその他作品はこちら /// Click here to see more Psychic Liberation...

韓国出身オランダ在住の実験音楽家Jiyoung Wiが、2024年1月にアメリカ／ドイツの実験／ダンスレーベルENXPL（Enmossed X Psychic Liberation）から125部限定でリリースしたレコードです。 物音コラージュ〜コラージュ・ノイズ6曲を収録。DLコード付属。 以下、レーベルによる解説です。 Jiyoung Wiはソウルとハーグを拠点に活動するライター／ミュージシャンである。制度と非制度の狭間でフィクションを書き、クラブと美術館の狭間でサウンドを扱う。彼女の方法論は、フィールドレコーディングから断片化された匿名の対話に至るまで、異質な音源をアレンジし、再文脈化することで、音の物語を構築し壊すことにある。音とテキストを目に見えない経験や現象として捉え、両者が同じ軸上に並置されたときに現れる物語の症状に関心を寄せる。「サウンドフィクション」と題されたシリーズでは、アート空間の内外で作用するこれらの症状を探求している。2019年より実験的／レフトフィールドなリスニング・イベント「Sorrow Club Seoul」を共同主催。 PL/PSYCHIC LIBERATION/PAIN LIBERATION...

韓国・坡州市のテクノ作家Guixineが、2023年8月にドイツ・ベルリンの実験テクノレーベルPsychic Liberationから150部限定でリリースしたデビューCDです。 無機質なコンクリート・ミニマルテクノ〜漆黒dnb15曲を収録。デジパック、シュリンク仕様です。 マスタリングはGlyn Maierが担当しています。 以下、レーベルによる解説です。 "Guixine（グィシン）とは、恨みから現世に取り憑く韓国民俗の幽霊のことだ。Psychic Liberarionからのデビュー・アルバム『Woodland Fantasies』では、グィシンが15曲のプレッシャー・テクノを、複雑なミニマリズムのジェスチャーで惑わせる。Woodland Fantasiesは、グィシンにとって「願望の休息地」としての森が存在する一方で、エロティックな男性の逃避行の舞台でもあるという、二律背反の物語に根ざした作品だ。Kは、触覚と関係性において性的な粘性のレイヤーに乗り出し、森という環境でのグループセックスの物質的な性的逃避を超越して、化学的な器のサイコ・スピリチュアルな領域へと向かう。Kのアンチクライマックス的なセックス後の禊をニンフや森のキャラクターと交渉することで、Kの空っぽさが内なる重荷を取り除くポータルを引き出す。Kのカタルシスは、彼らの熱狂的な経験への入り口に過ぎず、Kがバンの荷台でゲイポルノ雑誌を握りしめているとき、彼らはより深く、より確認しにくい「空虚」へと入っていく。私たちリスナーは、Kの運命を巡って崖っぷちに立たされる。Woodland Fantasiesでは、グィシンは圧力のあるクリックと沸き立つような低音のカーブを通して、尖ったリズムの効能を長時間の瞑想で聴かせてくれる。全てFM 8 VSTを使って作曲されたこの長編アルバムは、ラスター・ノトンのピーク・アルバムか、ミカ・ヴァイニオのレンズを通したシーガの『Purification Loops』のような感じがする。「2022年1月の最悪の憂鬱」と匿名グィシンが振り返る時期に録音されたこのアルバムは、冬の孤立主義的なサウンドメイクを際立たせているが、よりラウドで社交的なポテンシャルを持つように巧みにミックスされている。グィシンの逸話的な森のファンタジーは、前例のない耽美と可能性に満ちた夜に向かって、リスナーが夜の自然を散策するような、より頭の回転の速い曲調に仕上がっている。フル・プレッシャーとフル・ボリュームをかけ、ゾクゾクするような未知の世界へ向かう歩みは、グィシンのサイコ・サイケデリック・エロートの旅に包まれる。"以下、作家本人による解説です。"森は願望の最後の休息地である。失敗した起業家たちが世俗的な財産を捨て、首を吊る森である。若い主人公のKは、野外乱交の旅に出るため、ドラッグを持ってバンに飛び乗る。男たちは犬のように群れをなし、セックスするために友人を連れてくる。彼らは森に入り、背の高い茂みに隠れる。彼らはひどい景色に無感覚になり、欲望と興奮剤に目がくらむ。KはL.S.Dが効き始めたとき、かび臭いバンの後部座席で無我夢中で犯されていた。彼らは今、とても騒々しいニンフたちに囲まれている。その日の最後の光がKの耳を後ろから襲う。痛みと屈辱に焼かれる。Kは湿った森の床に精液を排泄する。Kは木々の根から蛇が現れるのを見る。森はKが汚れた痕跡を残すことを軽蔑している。体液と引き換えに、彼らは手っ取り早いフィニッシュを提案する。Kは契約書にサインした覚えはないが、蛇たちはとにかく突進してくる。そこで一瞬、栄光の妖精騎士の幻影が目に焼きつく。蛇は切断された首から甘い樹液を流す。Kは寒さと脱力を感じる。Kはバンの中にもぐりこむ。バンが走り出す。マットレスにつかまり、左手は古い男性フィットネス雑誌に触れる。発熱が始まり、体内に虚空のエネルギーが流れ込む。Kは未来がそう遠くないことに気づく。"...

ドイツ・ベルリンのテクノパーティーHerrensauna運営の一人DJ Cem Dukkhaが、2023年1月にベルリンの実験レーベル Psychic LiberationからリリースしたデビューCDです。 コラージュ・アンビエント〜フロア棒立ち系ドローン・テクノ3曲を収録。デジパック、シュリンク仕様です。 マスタリングはGlyn Maierが担当しています。 レーベルその他作品はこちら /// Click here to see more Psychic Liberation...