nathaniel russell // Songs Of LP

アメリカ・インディアナのフォーク作家nathaniel russellが、2024年5月に同国インディーレーベルPsychic Hotlineからリリースしたレコードです。

ベッドルームフォーク10曲を収録。

以下、作家本人による解説です。

"このレコードは、私が葬式について思いついた面白くて悲しいアイデアから始まった。私は、葬儀の写真と商品テーブルを想像した。弔問客は記念のTシャツやポスターを買うことができる。故人が書いた本やアートワーク、歌や音楽のレコードを買うこともできる。私は、ツアーに疲れ、ついていくのに精一杯で、退屈しているティーンエイジャーが物販テーブルを運営することを考えた。それは私にとって、暗さと甘さに満ちたアイデアだった。すぐに、私は自分の商品がどんな風に見えるか、どんなものになるかを考えた。自分の葬式で売るレコードがどんな音になるかを考え始めた。私は、何年もの間、友人や家族、そして自分自身に向けて作り、歌ってきた歌について考え始めた。一番長く歌ってきた曲が、違う時代の曲とつながっているように思えた。いくつかの言葉や演奏方法は変えたけれど、それらはすべて私自身であり、私がこの世で過ごした時間だった。私は、これらがどのように組み合わさっているのかを聞いた。もちろん、私は今、このプロジェクトが現実になるのを見る必要があった。

私は親愛なる友人であるアメリア・ミースに、このレコードを作る手助けをしてくれるよう頼んだ。私たちは以前から知り合っていて、長年にわたって彼女のバンドでさまざまなプロジェクトに取り組んできたが、今回は本当に協力し合い、一緒に何かに取り組む充実した時間を過ごすチャンスになるだろう。数ヶ月の間、私たちは歌、創造性、脆弱性、私たち自身の人生、そして芸術や音楽を作ることの意味について、頻繁に長電話で話し合った。

2023年3月、私たちはノースカロライナ州ダーラムのBetty'sでこのレコードをレコーディングした。私たちは音楽を演奏し、コーヒーを飲み、散歩に出かけ、夕食を作り、一日中笑いながら美しい日々を過ごした。アリ・ロジャースがレコーディングのエンジニアを務め、真のコラボレーションとなった。パーカッションのジョー・ウェスターランド、サックスとクラリネットのマット・ダグラス、ベース、キーボード、ドラム・プログラミング、歌のニック・サンボーンが参加した日もあった。他の日は、アメリア、アリ、私の3人で、その都度アイデアを出し合いながら進めていった。

超現実的なイメージと歌詞のオープンな性質のバランスは、私たちのプロジェクトにとって重要な焦点となった。言葉は、感情や記憶を身近で永遠に保つことができる方法で表現している。私たちは、これらの言葉をどのように音にするかを考え、海、土、ミミズ、喪失感、花、心配、光と影など、特定の場所や瞬間を音色や質感で表現する方法を探った。ドラムは浜辺になれるだろうか？ホルンは太陽の光になれるのか？雲や鳥のように現れては消える音とは？

開始9日後、私は荷物をまとめ、インディアナへと車を走らせた。私の人生で最も有意義で素敵な創造的体験のひとつを経験したのだ。このレコードを作ってくれたアメリアとダラムの友人たちに心から感謝している。アートと友情は、私たちがお互いに分かち合うことができる真の贈り物であり、それは永遠に続けることができる。"

レーベルその他作品はこちら /// Click here to see more Psychic Hotline releases available at Tobira.

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12" black vinyl. Black vinyl edition of 450. 

Tracklist:

1. Wonderful To Be In Love 03:05
2. Silver 02:20
3. Nude Beach 03:29
4. Everybody Ever 01:19
5. Bloodsucker 02:48
6. Nightwalker 03:44
7. Wish I Was Born An Animal 03:25
8. Stop Let’s Listen 03:39
9. Sleeping Grass 02:07
10. Off On 02:17

Artist statement (excerpt):

"...I asked my dear friend Amelia Meath to help me make this record. We have known each other for a while and worked on various projects with her bands over the years but this would be a chance to really collaborate and spend some quality time working on something together. Over the course of several months, we had frequent long telephone conversations about songs, creativity, vulnerability, our own lives and what it means to make art and music.

In March of 2023 we recorded this record at Betty’s in Durham, North Carolina. We spent beautiful days playing music, drinking coffee, going for walks, making dinners and laughing all day. Alli Rogers engineered the recording that became a true collaboration and would help turn this idea for a record into a real thing. Some days we were joined by Joe Westerlund on percussion, Matt Douglas playing saxophone and clarinet, and Nick Sanborn on bass, keyboards, drum programming and singing. On other days it was Amelia, Alli and I figuring things out as we went along and adding ideas as they arrived.

The balance of the surreal imagery and open nature of the lyrics became an important focus for our project. The words articulate feeling and memory in a way that can keep them close and eternal. We thought a lot about how to make these words into sounds and explored how to reference specific places and moments with tones and textures: the ocean, dirt, worms, loss, flowers, worry, light and shadow. Can the drums be a beach? How can a horn be the sunlight? What notes can appear and then vanish like a cloud or a bird?..."

Artist : nathaniel russell

Label : Psychic Hotline

CAT No: PSY041lp