Eva Fernández Suárez & Thomas Barrière // Adela LP

スペインのシンガーソングライターEva Fernández Suárezと南フランスのギタリストThomas Barrièreが、2025年5月にベルギー・ゲントの実験／フォークレーベルMorctapesからリリースした共作レコードです。

2016年に他界した彼女の母Adelaについて綴ったネオクラシカル・アンビエントフォーク8曲を収録。DLコード付属。

以下、レーベルによる解説です。

"Eva Fernández SuárezとThomas Barrièreは、デュオとしてではなく、以前から活動していた。Evaはスペイン北部のアストゥリアス地方出身だが、ここ数年はフランスに在住している。ソロシンガーとしての彼女の作品は、古典的なフォークにインスパイアされたものにしっかりと根ざしており、特に荒涼とした、骨太でストリップダウンしたようなものが多い。

ゆったりとしたリズミカルな語り口、完璧に配置されたメロディックなニュアンス、深く硬質なものからフェアリーなものまで難なく歌いこなす声域など、Evaの歌声は実に個性的だ。しかし、彼女は優れたソングライターでもあり、2016年にthree:four recordsからDana ValserというペンネームでCDリリースされたデビューアルバム『Antiguo』でその事実を見事に証明してみせた。その後、長い沈黙が続いたが、幸いにも『Adela』のリリースでその沈黙は終わった。

2016年末、Evaは母Adelaを亡くした。彼女の名を冠したこのアルバムには、その喪失感が色濃く漂っている。このアルバムには悲しみが感じられるが、この作品を形作っているのは悲しみだけではない。たとえテキストが歌われているスペイン語が理解できなくても、希望や喜びの要素が浮かび上がってくることもある。

母から娘へという世代を超えて、何世紀にもわたって響き渡る音楽を聴くことができる。例えば「フリオ」は、1098年生まれの有名な修道院長であり音楽家でもあるヒルデガルト・フォン・ビンゲンの作品からインスピレーションを得ている。バリエールの繊細で抑制された編曲は、歌に十分な空間を与え、時代を超越した響きを生み出している。

共通の友人の紹介で、Evaは南仏出身のギタリストThomas Barrièreと活動を共にしている。彼は、ソロミュージシャンとして（Important recordsから青盤をリリース）、また一連のコラボレーションや映画音楽、演劇の作曲家としても活躍している。彼は、Evaの聖歌が花開くための完璧なパートナーであることを証明している。Barrièreは、幅広い弦楽器や時折パーカッション、ベル、ドローンなどでサウンドを豊かにすると同時に、一歩下がるタイミングも心得ている。"

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Includes DL code.
12" black vinyl.
Edition of 300. 

Tracklist:

1. Adela 06:57
2. Agua 03:25
3. Hierba 04:18
4. La muerte tampoco sabe 04:45
5. Frío 04:13
6. Harta 05:32
7. Finjo 05:51
8. Pequeña melodía de invierno 05:04

Text excerpt by Morctapes:

"Eva Fernández Suárez and Thomas Barrière have both been around for a while, just not as a duo. Eva is originally from the Asturias region in northern Spain but has been residing in France for quite a few years now. As a solo singer, her work is firmly rooted in classic folk-inspired material, more specifically in the bleak, bare-bones, and stripped-down kind.

With her slow, rhythmic delivery, perfectly placed melodic nuances, and a vocal range that effortlessly spans from deep and gritty to angelic, Eva’s voice is truly distinctive: hearing her once is enough to have her sound remembered forever. But she’s an excellent songwriter as well, a fact she masterfully demonstrated on her debut album Antiguo, released on CD by three:four records in 2016 under the pseudonym ‘Dana Valser.’ After that, a long silence followed—a silence that fortunately ends with the release of Adela..."

Artist : Eva Fernández Suárez & Thomas Barrière

Label : Morctapes